ある時から会社で働くことに疑問を感じ始め、独立をしようと決めました。
いよいよ辞める一歩手前で引き止められ未だに会社員をしていますが、社畜の域は抜け出せたかなと思っています。
今回は私が独立を決意した経緯についてお話したいと思います。
- ノマドライフに憧れる方
- 社畜を辞めたいと思っている方
- 何のために働いているのか見えない方
- 自由になりたい方
- 自分の人生を生きたい方
- 人間関係に疲れた方
上記のような方の参考になれば幸いです。
雇われるために頑張った約10年の派遣生活
過去の私は派遣社員から世の中に出たこともあり、独立するなんて微塵も考えていませんでした。
どちらかというと仕事探しと就業を延々と繰り返していただけです。
募集案件を見ては「英語が使えたらもっと時給がいいのに」とか、「この資格を持っていたら有利だろうな」とか、とにかく仕事がなくならない方法ばかり考える生活。
正社員になったことがなかったのでボーナスなんてもらったこともなく、淡々と働いた分だけ支払われる毎月の給料にしがみついていました。
最後に派遣された企業で正社員になることが出来たのですが、それまでは雇われるためだけに頑張ってきたという感じです。
派遣社員という立場柄、企業からは特に居ても居なくても変わりはいくらでも居るという扱いはイヤというほど受けてきましたし、正社員ではないので給料が上がることもなく毎日同じ仕事をこなすだけ。
何が楽しかったのか、今振り返ると呆れてきますね。笑
正社員になってからの生活
正社員になってからは福利厚生がガラッと変わり、月の手取りが激減したもののボーナスは出るし、何よりも派遣時代にはたくさんあると困る休みですら安心して取ることができるようになりました。
じゃあ何が不満なの??というところですが・・・。
直球で言うと一番の悩みの種は、とにかく給料安すぎ!!!ということでした。
年収にすると派遣時代に比べると上がってはいるものの、月の手取りの激減によって今までの生活水準をガッツリ下げる必要が出てきたわけです。
特に女性は美容関係で色々とお金がかかるもので、一時期楽しんでいたネイルやマツエク、たまに疲れが溜まった時に行くマッサージ屋さん、最低でも2ヶ月に一度は行っていた美容室も行けなくなり・・・。
そんな中でも派遣の頃と違って色々と任せてもらえる仕事が増え、自分なりにやりがいを持って仕事をしていました。
ある時に気付いた自分の価値
何だかんだそれなりにモチベーションを上げて仕事に励んでいたのですが、何年も給料日が来るたびに落ち込む自分がいました。
家賃を払って水道光熱費やその他諸々の支払いを終えるとほとんど手元には残らない生活。
スーパーに買い物に行っても牛肉なんてとてもじゃないけど選べません。
お肉の中でも特に安い鶏肉が一番食べてきたお肉なんじゃないかと思います。笑
10円、20円の価格差でもため息をつきながら買い物をする、そんな生活が続く中でお金がないことがどんどんストレスに変わっていきました。
私は少しでも手取りを増やすために夜遅くまで残業したり、人一倍仕事を頑張ってボーナスの査定の評価を上げたいと必死でした。
しかし現実は残酷なもので、20時間を超える残業をしても人一倍頑張っても結局は適当な評価しかしてもらえず現状維持。
そしてある時、ものすごい疑問が頭を駆け巡り始めました。
”もしかしたら私のスキルってこの会社ではもったいないのでは?”と。
さらに”会社という組織で働いているのって何のためだろう。単に生きるためだけ?”と。
何か色々とそんなことを考えているうちに、これまでの頑張りに対する評価もなければ自分のスキルも生かせない。
こんな理不尽な環境にいること自体、人生の大切な時間を無駄にしてしまっているのではないかと思い始めました。
ここでようやく自分の価値というものに気付き、それだったら自分が頑張った分だけお金になる方法を考えよう!と一念発起して、独立して生きていこうという選択をしました。
というのも、社内でウェブサイトの編集や社内報を書き続けていた経験があったので、自分にはブログなどの記事を書く仕事が合っているのではないかと思ったのです。
とにかく会社のために自分の時間を使うことに嫌悪感を抱き始めたんですよね。
ネットの仕事であればノマドも目指せるし、わずらわしい人間関係もない。
時間も自分のためだけに使えるし、無駄なストレスもなくなる。
これしかない!と思いました。
独立を決めてからの私
率直に言うと、お金にならないことはしないようになりました。笑
自分の仕事はキッチリこなしますが、それ以上のことはもうしないようになりました。
残念ながら今の会社は必死に頑張っていても見て見ぬフリです。
だったら無駄な労力を使うことは意味がありません。
居るだけで同じ給料がもらえるのなら、とりあえずそれを生活基盤にする傍ら自分のサイトを作ったりしてgoogleアドセンスにも無事に合格し、徐々に安定へ向けて確実に進んでいます。
この1年は本当に学びの1年になりました。
早くからその道のプロと知り合うことが出来ていたので、サイト運営のノウハウなどいろんなことを頭に叩き込みつつ自分でも必死に調べたり勉強したりして、今でも休みの日はほぼ外に出ることはありません。
一度は自分のサイトをFTP操作の失敗で吹っ飛ばしたことがあったりと何度も何度も心が折れそうになりましたが、諦めずにやり続けて本当に良かったと思っています。
独立を目指すなら安定を捨てる覚悟をする
当然のことですが、独立するということは安定というものを捨てる覚悟が必要になってきます。
なぜなら自分を守ってくれる組織というものから離れるので、正真正銘のtime is moneyということになるからです。
組織に所属していれば出ていた給料も社会保険の負担もなくなり、会社任せにしていた確定申告などのややこしい手続きも今後は全て自分一人でしていく必要があります。
しかしよく考えてみて下さい。
今の日本に終身雇用なんてもうありません。
先日発表された日産の大規模な人員削減のニュースはご存知ですか?
あの最大手のトヨタですら「終身雇用制度は崩壊した」と言っているくらいです。
2,000~3,000万円とも言われる老後資金なんて、今の会社に勤めていても貯めることが出来る人なんてほんの一握りです。
もらえもしない年金を少ない給料からガンガン差し引かれて、毎月毎月ガマンを強いられるような生活のどこに幸せなんてあるのか。
わずかな安定を求めるのであれば独立や成功は出来ません。
安定にもたれかかるということはそこで「会社に勤めているから大丈夫」という甘えが出ます。
本気で独立を目指すのであれば他人が作った安定は捨てるべきであって、失った安定は自分で作り出せばいいと思います。
やるかやらないか、それは自分次第ということです。
自分の人生は自分のもの。会社のために働くのはやめよう
結局は誰のためもない自分のための人生なんですよね。
限られた給料で満足できている方には到底理解できない内容かも知れませんが、私は自分の時間を自由に使ってお金を稼ぐ道を選びました。
この一歩を踏み出したことによって、これまでのやりがいがなく社畜と化していた私は居なくなりました。
生きる術が会社からもらう給料しかなかった頃は「もうこんな会社なんて絶対に辞めてやる!!」と思っていても実行に移せなかったのですが、他の生きる術さえ持ち合わせていればいつでも辞めることは可能です。
やはり自分の時間を使って仕事をするのであれば、その頑張りに対するキチンとした対価をもらいたいですしね。
自分のための人生です。
誰かのためだけに捧げてしまうのはもったいない。
少なくとも私は、これからは『自分のために』生きていこうと思います。
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