景気が悪いのはもはや当たり前の日本。
今では信じられないほど羽振りの良かったバブル時代も1991年に崩壊してから来年で30年を迎えようとしています。
ちょうど私が高校卒業の時にバブルが弾けて就職氷河期が始まり、当時すでに内定が決まっていた同級生は次々と内定を取り消され途方に暮れている姿が思い出されます。
でも就職氷河期とはいえ、仕事は探せばあるもの。
現在も就職難の時代ですが意外と人手不足の企業は多いのが現状の中、それでも仕事がなかなか見つからないという人の特徴を書いていこうと思います。
職種を選び過ぎている
せっかく働くのだから好きな仕事について長く続けていきたいというのは誰もが思うものです。
でも1社落とされてまた次の1社を受けてそれでもダメで・・・となってくると心が折れそうになりますよね。
好きな仕事をしたい=仕事を選びたいを頑固に続けていると、採用が決まるまで職探しの旅の始まり。
生活に困っていない状況であれば気長に探してアタックしていけば良いと思いますが、そうでない人は一旦は妥協してでも違う職に就いて違う知識を取り込んでみるのも悪くないと思います。
最初は興味が無くて面白くないと感じるかもしれませんが、とりあえず働いていればもしかすると新しい発見があるかもしれないし面白くなってくるかもしれない可能性も十分にあります。
自分の興味のある職種に就きたい気持ちは分かりますが、落とされるにはそれなりにスキルがたりないとか経験が少なすぎるとか色んな理由があるわけです。
採用されない理由が分からないとしても、とにかく就職を目標とするのであれば頑なに職種にこだわるのはやめておいた方がいいでしょう。
勤務地にこだわり過ぎている
やっぱり都会でカッコよくスーツを着て仕事をしたい!という理想を持っている方も少なからずいると思います。
確かに都心部へ行けば企業も多いので仕事も探しやすいという利点もありますが、裏を返せば就職の激戦区でもあります。
どうしても同じように考える人はたくさんいるため一つの企業に対して応募してくる人数も多いもの。
そうなると企業側も受けに来た人の中から一番理想とする人材を採用する確率が高いので、募集人数1名とかになるとかなり厳しいですよね。
都会での社会人生活に憧れる気持ちはちょっと置いておいて、少し都心部から離れた郊外の企業にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
意外とすんなり採用されたなんてことはよくある話ですし、もしかすると自分がやりたい仕事に就けるかもしれません。
都心部でなくても素敵な企業はたくさんあります。
都会にある会社が全てではないですよ。
職場環境や福利厚生にこだわり過ぎている
目がくらみそうなくらいの高層ビルの中で働きたい、産休育休やボーナスはあって当たり前・・・こういうのは理想ですよね。
でも今は就職難の時代です。
どうしても高層ビルのオフィスで働くのが夢であれば、(生活状況に問題が無ければ)諦めず採用されるまで頑張ればいいと思います。
でもきれいなビルだからといってトイレがきれいとは限りませんよ。(特に女性陣のみなさま)笑
目指す企業が1フロア貸し切りとかであればその企業がトイレを改装していたりしますが、他社と共用フロアであればビル設立時の純正のままかもしれません。
一度シレッと見学程度にそのフロアのトイレに行ってみるのもアリかなとは思いますが、不審者と間違われないように気を付けてくださいね。
福利厚生の面では最近ではだいぶ産休育休を取得する環境が整えられてきたなぁと感じますが、ボーナスは出るだけマシな方です。
住宅補助が欲しいとか社員旅行がある企業が良いとか言い出すと本気で仕事が決まらなくなります。
給料の金額にこだわり過ぎている
生活に必要最低限の金額の確保はまず重要として、それ以上に「自分のスキルはこれだけあるのだからこれくらいの給料を貰わないと割に合わない」とかかんがえながらの職探しもまた就職難民になる可能性があります。
ヘッドハンティングされたのであればまだしも、そうでないのであればあまり理想を高く持ちすぎるのは良くないと思います。
よほどのブラック企業でない限りある程度の頑張りを見せればじきに昇給もあるわけなので、最初はちょっと少ないなと感じてもそこはジッと我慢すべき。
仕事がなくて収入ゼロより、生活できるだけの給料がもらえるだけでも幸せなことです。
大学を出たのにとか前の会社はこれくらいくれたのに・・・とか不満ばかり持っていると前向きな就職活動はできません。
だからと言ってよく見かけるような入社早々に事務職で月収35万とか、私だったら怪しすぎてとてもじゃないけどエントリーできませんけどね。笑
さいごに
就職難民になりがちな人の特徴を4つ書き出してみましたが、実はコレお恥ずかしながら私の失敗経験談です。ちょっといちびってました。
私も過去に派遣社員という道を選んで色んな会社を渡り歩いてきましたが、仕事探しを舐めていた頃は職種や職場環境や勤務地などにワケの分からないこだわりを持ち過ぎた結果、見事に就職難民に陥ったことがありました。笑
今となっては笑い話でもあり、なぜあの頃はあんなにいろいろとこだわってしまっていたのか謎ですが、結局は自分の首をどんどん締め上げていただけだったんですよね。
変なプライドと見栄っ張りな性格が災いしたわけです。若かったな。
就職が決まらなくて大変な時期を迎えている方は、ちょっと立ち止まってこの4つに当てはまることがないか確認してみるのもいいかもしれません。
肩の力を抜けば、思いの外スムーズに事が進み出すかもしれませんよ。
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