モノの選び方とこだわりに変化

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ミニマリストを目指し、自分の部屋から持ち物から断捨離しつつぼちぼちやっていますが、昔の自分と比較すると、明らかに変わってきた部分があることに気付きました。

 

それこそ『ミニマリスト』なんて言葉はここ数年でよく聞く、よく見かける言葉になってきました。

昔はそんな言葉を知るどころか、モノをたくさん所有してそれをいかにピチッと並べるかを基準にして買い物をしたり模様替えをしたりしていましたが、“モノを減らす”という概念は全くありませんでした。

 

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モノを減らさずにモノの位置だけを変える

棚が足りなければ新しい棚を買うし、収納する箱が足りなければ新しく箱を買う。

これではどんどんモノが増えるばかりで、収納できるスペースにも限界がやってきます。

だから私の家はいつもなんだかガチャガチャしていてホコリっぽかったです。

 

断捨離を始めたのは1年間に5回の引越しを経験してからです。

1年で引越し5回って尋常じゃないでしょ?笑

あの引越し祭りの時は本当に大変でした。何せ梱包しては解き、また梱包しては解きの繰り返し。

5回目の引越しの時には自然とグループができていて、どのグループのモノをどの組み合わせでダンボールに入れればいいとか、引越し屋さんにも負けないくらい手際が良くなっていました。笑

1回目の引越し

1回目の引越しは5年住んだマンションから新築マンションへ。

 

ルームシェアがきっかけだったのですが、引っ越した途端に色々と問題が発生し、たった2ヶ月あまりで解消となりました。(このお話は、また機会があれば書きます)

なのですぐさま荷物を纏めなければならない事態になったのですが、断捨離スイッチがかすかにONになったのは、思い返せばこの時ですね。

この引越しの時に、7年くらい使っていた食器洗い乾燥機とめちゃくちゃ重たいキッチンの引き出し付きのワゴンを捨てました。

 

5年住んだ家にはモノがぎっしり。

これでもかというくらいダンボールに詰め込んで、あまりの量に引越し屋さんもちょっと引いていたのを覚えています。

それでもせっかくの処分できるチャンスだったのに、無駄なモノを大切そうにたくさん引き連れて引っ越しました。

2回目の引越し

2回目の引越しはルームシェアの家から大急ぎで探した仮住まいのアパートでした。

 

外から見た感じは築40年の昭和感漂うアパートでしたが、中は当時流行っていたリノベーション済みだったのでとても広くてキレイな1LDKでした。

1回目の引越しの時に心機一転だと思い、古くなったラグや座椅子も処分していたので何も敷くものがなかったのですが、さすがに足が痛くなるのでニトリでひとつだけ座布団を買った記憶です。

 

この時ちょうど10月後半だったので寒さはなく快適でしたが、冬が近付くに連れて座っていられなくなる有様でした。

たまたま知人が使っていないカーペットがあるからと、そのカーペットを譲り受けたのですが、あれほど何かをもらって嬉しかったことはなかったです。笑

 

当時は貧乏派遣社員だったので、1回目の引越しでドッカリお金を使ってしまっていたのでアレコレと必要なものをポンポン買える余裕がなく、本当に我慢だらけの再出発でした。

3回目の引越し

3回目の引越しは半年くらい経ってからでした。

知人が営む会社で欠員が出たということで来てくれないか?という話になり、遠方だったため住むところは会社で手配してくれるということで引っ越しました。

 

この時は引越し先にガスコンロが設置されていたので、持っていたガスコンロを処分しました。

次の引越し先は新築のマンションでしたが、とにかく収納がない部屋で途方に暮れました。

11帖ほどのLDKに6帖の洋室・・・に横幅1m歩かないかの奥行きが少しあるクローゼット1つだけ。

とてもじゃないけど、私が所有していた服は収まりきりませんでした。

しぶしぶベッド脇にハンガーラックを買って、そこに大量の服をかけて凌いだのですが寝ていても圧迫感が半端ない!!

今だったらきっともっと快適に住めたと思いますが、結局、荷物が収まりきらないまま友人一人呼ぶことなく細々と暮らしておりました。

4回目の引越し

4回目の引越しは同棲がきっかけです。

 

収納がなさ過ぎて窮屈だったマンションから、今度はその部屋の3倍はあろうかという一軒家へ。

この引越しの時は、意味不明に持ち歩いていた古いエアコンを捨てました。あとは取っ手が壊れて外れそうになっていた食器棚と冷蔵庫、セミダブルのベッド、そして細々としたガラクタたち・・・。

 

引越し先の一軒家のあまりの広さと開放感に私も愛猫も戸惑う・・・。

大阪出身の私には、兵庫県の庭付きの一戸建てには少々物珍しさがあるのです。笑

大阪の一戸建てのイメージというか、実際に私が昔住んでいた実家も隣家との距離があまりなく、窓を開ければ隣の家の壁が見えるという感じでした。

 

庭付きでしかも車を2台も停めれるなんて、大阪ではお金持ちの家のイメージしかなかったのですが、兵庫県は街中を除けばほぼそんな感じの家ばかりでびっくり。

開いた口が塞がらないとはまさにこのコト。

5回目の引越し

そんな大きな一軒家から引越し?と聞くと、お察しの通りお別れですよね。笑

信じられないくらいの相手の豹変振りに耐え切れず出て行くことにしました。

思い出すだけで虫唾が走るとか、生きててもなかなかないですよね。

 

この引越しで今住んでいるこの家にたどり着きました。

また3分の1くらいの1LDKに戻りましたが、今度はウォークインクローゼットもあるし洋室も8帖あるので快適です。

この最後にした引越しの時点で、1回目の引越し時に持っていた荷物の3分の1くらいになっていました。

モノの数を変えない

5回の引越しでモノがなくなると引越しがとっても楽と思い知った私ですが(笑)、まだここに来た当初は以前捨てた冷蔵庫やベッド、そして食器棚を買わないと!!という概念だったので、すぐさま買い直しました。

 

これを思い出すと、冷蔵庫は要るにしてもホント無駄なお金使ったなぁと悔やんでも悔やみきれません。

今だったら食器棚なんて買いません。

今だったらベッドなんて買いません。

ミニマリストになりそびれた瞬間です。悔しい・・・。

 

そんな悔しい経験を経て、今はひとつ買ったらひとつ捨てるという習慣を身に付けています。

服を買ったら着ない服を1着捨てる。

食器を買ったら使わない食器をひとつ捨てる。

これでモノの数が変わることはないので、クローゼットからモノが溢れるなんてことは絶対にありません。

ついでに捨ててしまうものが出てきたりするので、減ることはしばしばです。

モノの選び方とこだわり

そんな感じでモノと付き合いだしたので、ようやくひとつひとつのモノの選び方やこだわりが身に付いてきました。

 

昔だったら”とりあえず”でアレコレ買っていましたが、今は長く使うものは少し値が張ってもいいモノを、いつか必ず買い換える必要が出てくるものは消耗品としてのレベルでモノを選ぶようになってきました。

例えば手帳はヴィトンのものも持っていますが、カバンに入れると少し重いんですよね。

10年近く所有していて、一昨年くらいまで使っていましたが今年は無印良品の手帳を選びました。

たまたま持っていたデルフォニックスのボールペンがフィットしてとても便利です。

 

反対に、長く持つものは慎重に吟味します。

特に最近はカバンや財布は革製品を好んで選ぶようになりました。

革はお手入れさえしっかりしておけば10年でも20年でも使える優れものなだけに、お値段もそこそこするので本当に自分が気に入ったものを買いたいと思います。

 

もちろん買い物をする時は毎回「本当にそれでいいの?」「本当にそれは今必要なもの??」などと無限に自問自答の繰り返しですが、その審査を通ったモノだけが我が家に連れて帰られるというわけです。

毎回モノのオーディションです。笑

 

ミニマリスト見習い、まだまだ頑張ります。

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